みずほ銀行が提供するローンサービス「MyWing(マイウイング)」について、「ブラックでも借りられるの?」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
MyWing(みずほ銀行マイウイング)の特徴とメリット
MyWing(マイウイング)は、みずほ銀行がかつて提供していた個人向けローンサービスで、「働く女性の味方」をコンセプトに企画された【わたし応援ローン】が中心のラインナップでした。
2024年3月末で新規申込は終了しましたが、すでに契約中の方は今もサービスを継続利用できます。
MyWingの特徴は、コンパクトで使いやすく、安心して借りられる設計になっていること。以下に、主な特徴とメリットをわかりやすく整理しました。
✅ MyWingの5つのおすすめポイント
特徴 | 内容 |
① 低金利で安心 | 年9.0〜14.0%の金利設定。上限金利14.0%は、他のカードローン(17〜18%以上が多い)と比べて低めです。 |
② 即日融資にも対応 | 平日9時までのWEB申込で、審査→融資まで当日中に完了するケースも。急な出費にも強い味方です。 |
③ 50万円以下は収入証明不要 | 借入希望額が50万円以下なら、原則として本人確認書類だけで申込OK。手続きが簡単でスムーズです。 |
④ 返済シミュレーションあり | 公式サイトで返済額・返済回数の目安を事前にチェック可能。無理のない計画が立てやすく安心です。 |
⑤ 無料相談サービス付き | 「マネーコンサルフォン」で家計や貯蓄、資産形成などの相談ができ、借入後もライフプランをトータルサポート。初心者にもやさしいサービスです。 |
💡MyWingの基本スペックまとめ
- 利用限度額:10万~200万円(10万円単位)
⇒ 小規模な資金ニーズにフィット。繰り返し利用OKのカードローンタイプ - 金利:年9.0%〜14.0%(借入額に応じて段階的に変動)
⇒ 例:100万円未満=14.0%、200万円=9.0% - 申込条件:20歳〜66歳未満・継続収入がある方(アルバイト・パートも可)
⇒ 年金のみの方は不可。保証会社の審査あり(オリコまたはアイフル) - 審査通過後の流れ:普通預金口座があれば、WEB手続きで即日融資も可能
- 併用不可:みずほ銀行の通常カードローンとは併用できません
🎯MyWingはどんな人に向いていた?
- 初めてのローンで、金利の低さやサポートの充実度を重視したい方
- 収入証明なしで手軽に借りたいパート・アルバイトの方
- 家計の管理や将来のマネープランまで相談したい方
MyWingの審査基準は?公式情報と実情をやさしく解説
MyWing(マイウイング)は、みずほ銀行が提供していた個人向けローンですが、申込条件や審査基準には一定のハードルがあります。
公式に示されている申込条件は3つ
みずほ銀行が公表しているMyWingの申し込み条件は以下のとおりです:
- 年齢が20歳以上66歳未満であること
- 安定した継続収入があること(アルバイト・パートも可)
- 保証会社の保証が受けられること(オリエントコーポレーション または アイフル)
さらに、商品説明書には「審査の結果によっては、ご希望に沿えない場合があります」と明記されており、申し込み=契約成立ではないことが強調されています。
MyWingの審査は誰が行っているの?
MyWingの保証審査は、信販会社のオリエントコーポレーション(オリコ)が担当しています。一方で、みずほ銀行の一般的なカードローン(エクセレントカードローン)はSMBCコンシューマーファイナンス(プロミス)が保証を行っています。
ブラックでもMyWingから借りられる?その答えは…
結論から言うと、信用情報に問題がある「ブラック状態」の方が、MyWingの審査に通る可能性は非常に低いのが現実です。
MyWing(マイウイング)はみずほ銀行が提供していたローンサービスですが、一般的な銀行カードローンと同様、厳格な信用審査が行われます。つまり、過去に延滞や債務整理、自己破産などの記録がある場合、審査通過はかなり厳しくなると考えた方がよいでしょう。
「ブラックでも借りられる」は本当?
MyWingの金利や審査基準は、他の銀行系カードローンとほぼ同じ水準です。ブラックだからといって、特別に審査が甘くなるわけではありません。
MyWingの保証会社は信販系の「オリエントコーポレーション(オリコ)」で、銀行本体よりやや柔軟な審査が行われる可能性はありましたが、信用情報に重大なキズがある場合は基本的にアウトです。
金融の専門家も、「ブラック状態では新たな借入は難しいと考えるべき」と指摘しています。
自分がブラックかどうかを確認する方法
「もしかして、自分はブラックかも…?」
そんな不安を抱えている方は少なくありません。でも実は、過去に延滞や債務整理の経験があっても、時間の経過によって信用情報がすでに回復しているケースもあります。
信用情報に記録される「ブラック情報(異動情報)」は永久に残るものではありません。記録の内容によって、次のように一定の保存期間が定められています。
信用情報が消えるまでの目安
事故の種類 | 記録が消えるまでの期間(目安) |
延滞(61日以上) | 完済から約5年 |
任意整理・特定調停 | 手続き完了から約5年 |
自己破産 | 免責決定から最長10年 |
このように、時間が経てば情報は自動的に削除されるため、過去に問題があったとしても“今はブラックではない”可能性があるのです。
確実に確認するには「信用情報の開示」を
「自分の信用情報がどうなっているか」を正確に知るには、信用情報機関に開示請求をするのが一番確実です。
日本には以下の3つの信用情報機関があり、誰でも自分の情報を確認できます。
🔍 信用情報機関一覧
機関名 | 主な加盟会社 | 開示方法 |
CIC(シーアイシー) | クレジットカード会社・信販会社 | インターネット・郵送 |
JICC(日本信用情報機構) | 消費者金融・カード会社 | 郵送・窓口・スマホアプリ |
KSC(全国銀行個人信用情報センター) | 銀行系ローン | 郵送のみ |
開示後に確認するポイント
開示された信用情報を確認するときは、次の点をチェックしましょう。
- 「延滞」「代位弁済」「債務整理」などの記録(異動情報)が残っていないか
- 「完済」や「解約済み」といった記載があり、現在の状態が正常かどうか
ブラック情報が消えていれば再チャレンジも可能
逆に、まだブラック情報が残っている場合は、あせって申し込まず、記録が消えるのを待つか、後述の代替手段を検討するのが賢明です。
まとめ
- ブラック情報は5~10年で削除される
- 自分が今ブラックかどうかは、信用情報機関で確認可能
- 開示費用は数百円程度で、スマホや郵送でも手続きOK
- 情報が消えていれば、カードローンの申込みも再チャレンジ可能!
他の銀行カードローンと比べて、MyWingの審査は甘いの?
「みずほ銀行のMyWingは他の銀行より審査が通りやすいのでは?」
そんな噂を聞いたことがあるかもしれませんが、実際には他のメガバンク系カードローンと審査の厳しさに大きな差はないと考えてよいでしょう。
MyWingの審査難易度は「標準的な銀行水準」
MyWingの審査は、以下のようなメガバンクのカードローンとほぼ同じ基準で行われています:
- 三井住友銀行カードローン
- 三菱UFJ銀行 バンクイック
- りそな銀行カードローン
銀行ごとに違うのは「保証会社」
審査自体の仕組みは共通ですが、銀行ごとに提携している保証会社が異なります。例えば
銀行名 | 保証会社 |
みずほ銀行(MyWing) | オリエントコーポレーション(オリコ) |
三井住友銀行 | SMBCコンシューマーファイナンス(プロミス) |
三菱UFJ銀行(バンクイック) | アコム |
りそな銀行 | りそなカード |
保証会社ごとに細かな審査の「クセ」がある可能性はありますが、いずれも大手で信頼性の高い金融機関が担当しており、審査の基本スタンスは似ています。
「ブラックでも通りやすい銀行」はあるの?
結論から言えば、ブラック状態の人が銀行カードローンに通る可能性は非常に低いです。
どの銀行も信用情報を確認したうえで返済能力を厳しくチェックしており、「この銀行ならブラックでもOK」といった確実な情報は存在しません。
銀行カードローンより消費者金融の方が通りやすいって本当?
実は、審査の通りやすさに関しては銀行カードローンよりも消費者金融の方がやや有利と言われています。
- アコムやプロミスなど大手消費者金融の新規成約率は約40%前後
- 一方、銀行カードローンの成約率は20%台と推定されており、かなり低め
この差は、銀行が2018年以降に業界全体で審査を厳しくした背景があるためです。
ただし、消費者金融は金利が高め(年18%前後)というデメリットもあります。通りやすさと金利負担、どちらを優先するかは状況によって選ぶ必要があります。
どこが甘い?より「どこが自分に合うか」で選ぼう
- MyWingの審査は、他のメガバンクと同レベル。特別甘いわけではない
- 銀行ごとに保証会社は異なるが、審査方針に大きな違いはない
- ブラック状態では、どの銀行でも基本的に通過は困難
- 通りやすさ重視なら、消費者金融の方がハードルは低め
- ただし金利が高くなるので、慎重な比較と判断が必要
ブラックでも借りられる代替手段はある?リスクとあわせて解説
信用情報にキズがある「ブラック状態」の方は、銀行や大手消費者金融での借入が難しいのが現実です。
それでも「どうしてもお金が必要」という場面では、以下のような代替手段が考えられます。
ただし、どれもリスクがあるため慎重な判断が必要です。
① 中小の消費者金融(いわゆる“街金”)
「ブラックでもOK」などと宣伝している中小の金融業者があります。
実際、大手で審査に落ちた方でも、こうした中小規模の貸金業者では独自の審査基準で融資が通るケースもあるようです。
例えば:
- 自己破産後でも借りられた
- 債務整理直後でも相談に乗ってもらえた
といった口コミも存在します。
✅ メリット
- 柔軟な審査
- ブラックでも可能性あり
⚠ デメリット・注意点
- 金利は年20%前後が多く、返済負担が重い
- 違法業者(ヤミ金)も紛れている可能性がある
- 即日融資対応は一部のみ、審査も日数がかかる場合あり
ポイント:
利用する場合は必ず「登録された正規の貸金業者」かを確認し、口コミや評判を調べた上で、少額・短期間の利用にとどめるのが安心です。
② クレジットカードの現金化(※おすすめできません)
手持ちのクレジットカードの「ショッピング枠」を使い、商品を購入して現金化する方法もあります。
業者に商品を買い取ってもらう「買取方式」や、購入時にキャッシュバックを受け取る「キャッシュバック方式」などがあります。
⚠ この方法のリスク
- カード会社の規約違反行為(発覚すれば利用停止・強制解約も)
- 換金率は70〜90%程度と低め
- 高額な手数料
- 詐欺被害やトラブル報告も多数
日本クレジット協会や金融庁も注意喚起しており、リスクが非常に高いため避けるべき方法です。
③ その他の選択肢(質屋・公的貸付制度など)
ブラック状態でも、以下のような方法なら信用情報に関係なくお金を得ることができます。
✔ 質屋の利用
- ブランド品や貴金属などを質入れして現金を借りる
- 返せなくなっても品物を手放すだけで済み、信用情報に影響しない
✔ 公的な貸付制度
- 生活福祉資金貸付制度など、収入が少ない人を対象とした支援制度がある
- お住まいの自治体や社会福祉協議会に相談してみましょう
✔ 家族・知人に相談する
- 最終手段ですが、少額なら信頼できる身内に相談する方法も
- ただし人間関係に悪影響を与えるリスクがあるため慎重に
④ 闇金(ヤミ金)は絶対にNG!
「ブラックでも即日OK」などと甘い言葉で誘ってくる違法業者(闇金)も存在しますが、絶対に関わってはいけません。
- 金利は法外(年数百%も)
- 違法な取り立て・嫌がらせ
- 借りた本人だけでなく、家族や職場にも被害が及ぶ
闇金は命と生活を脅かす存在です。どんな状況でも、絶対に利用しないでください。
リスクを理解して冷静に判断を
ブラック状態でも利用できる手段はいくつかありますが、どれも「最終手段」として検討すべきものです。
- 正規登録の中小業者なら、条件によっては借りられる可能性あり
- クレジットカード現金化や闇金は、絶対に避けるべき危険な手段
- 一時的な資金確保なら、質屋や公的貸付制度のほうが安全
- どうしても困ったら、弁護士や金融相談窓口に相談するのも選択肢
将来的に安心してお金を借りられるようにするためにも、信用情報を回復させることが一番の近道です。
審査に通過しやすくする6つのコツと注意点
「ブラックではないけれど、審査に自信がない…」という方にとって、カードローンの申し込みは不安なものです。
MyWingは現在新規申込停止中ですが、代わりにみずほ銀行カードローンなどを検討する際に役立つ、審査に通りやすくするためのコツと注意点をまとめました。
ブラック状態の方にも共通する内容ですが、これから申し込むすべての方に知っておいてほしいポイントです。
✅ 1. 信用情報をクリーンにしておく
信用情報に延滞や金融事故の履歴が残っていると、審査に通るのは難しくなります。
特に「完済していない延滞中の借入」は、最優先で対応が必要です。
- 延滞情報は完済から5年で消えます(未完済では消えません)
- 短期間に複数申し込みをした「申込ブラック」状態も、6ヶ月で情報が消えるため、しばらく申し込みを控えるのが得策です
✅ 2. 収入の安定性をアピール
カードローン審査では、「今後も安定して返済できるか」が重要な判断基準です。
- アルバイト・パートでもOKですが、月8万円以上の継続的な収入があるのが理想
- 勤続年数は半年以上が目安。転職直後よりも在職期間が長い方が信頼されます
- シフトの安定や副業収入もアピール材料になります
✅ 3. 借入希望額は少なめに
初回の申込みで高額を希望すると、返済能力を疑われ審査が不利になることもあります。
- 必要最小限の額で申請する方が通過しやすくなります
- 特に50万円以下なら、収入証明書の提出が不要な場合もあり、手続きがスムーズに進みます
- 利用実績を積んでから増額を検討するのが現実的です
✅ 4. 申し込みは1社に絞る
同時期に複数のローンへ申し込むと、信用情報に「多重申込み」として記録されてしまいます。
- 「お金に困って焦っている」と判断され、心証が悪くなる恐れあり
- 申込は1社ずつ、慎重に選んで行うことが基本です
- もし落ちた場合でも、次の申し込みまで6ヶ月は空けるのがベスト
✅ 5. 正確な情報を記入する
Web申込や申込書では、小さなミスでも審査に影響します。
- 勤務先の電話番号や住所、年収の数字などをよく確認
- 書類提出時も、有効期限切れや不備がないか要チェック
- 虚偽申告は当然NG。うっかりミスでも審査落ちの原因になることがあります
✅ 6. 在籍確認の準備も忘れずに
銀行系カードローンでは、申込者の勤務先に在籍確認の電話が入るのが基本です。
みずほ銀行も例外ではありません。
- 「みずほ銀行」と名乗って電話が来るため、事前に同僚へ伝えておくと安心
- 電話が取れないと審査落ちになるケースもあるため、確実に対応できる時間帯を選ぶのがポイント
- 電話が難しい場合、書類確認で代替できることもありますが、みずほ銀行では原則電話対応
ブラックの方に共通する4つの改善ポイント
- 信用情報の回復を待つ(完済・申込控え)
- 収入の安定を図る(副業も活用)
- 保証人や担保を用意する(相談が必要)
- 無理のない借入額で申し込む
最後に:無理はせず、専門機関に相談を
審査の可否は最終的に金融機関が判断するため、「これをすれば絶対通る」という保証はありません。
特に銀行は安全重視のため、少しでもリスクがあると慎重な判断を下します。
💡 注意点: みずほ銀行では、一度審査に落ちると半年間は再申込みできないルールがあります。
もし不安が大きい場合は、無理に申し込まずに以下のような専門窓口に相談するのも賢明です:
- 金融庁:多重債務者相談窓口
- 日本貸金業協会:貸金業相談・紛争解決センター
- 地元の法テラスや弁護士相談
まとめ
みずほ銀行の「MyWing(わたし応援ローン)」は、低金利や手続きの簡便さ、女性向けのサポートサービスなど、魅力の多いローン商品でした。
しかし、信用情報にキズがある、いわゆる「ブラック状態」の方が審査に通るのは非常に難しいというのが現実です。
これはMyWingに限らず、銀行系カードローン全般に共通する特徴であり、金融事故歴がある方への審査は非常に慎重に行われます。
ブラックの方が取れる選択肢は限られている
ブラック状態の場合、まずは焦らず信用情報を確認・回復することが第一です。
それでも緊急で資金が必要な場合には、正規登録された中小の消費者金融を慎重に検討するという方法もありますが、金利や審査基準に注意が必要です。
「ブラックでも借りられるローンはない」と言い切れるわけではありませんが、安易な申込みはむしろリスクを高めてしまうため、慎重な対応が求められます。
審査に挑むなら、準備がカギ
MyWingのような銀行系ローンに申し込む場合、審査通過の可能性を少しでも高めるには、以下のようなポイントを押さえることが重要です:
- 信用情報を事前に確認しておく
- 延滞・申込み履歴があれば、時間を置いて回復を待つ
- 勤務先や収入状況など「安定性」を整える
- 希望借入額は控えめに
- 正確な情報を記入し、在籍確認にも備える
一度審査に落ちると、半年間再申し込みできないといったルールもあるため、「なんとなく申し込んでみる」のは避けましょう。
最後に:返済に困ったら、必ず相談を
万が一、現在の借入に悩んでいる方は、一人で抱え込まずに公的な相談窓口や法律の専門家に相談することが大切です。
- 日本貸金業協会「貸金業相談・紛争解決センター」
- 自治体の生活困窮者支援窓口
- 法テラスや弁護士相談
こうした機関を活用することで、債務整理や生活再建の道が開ける場合もあります。
健全なお金の使い方が、未来の自分を守る
ローンや借入は「生活を助ける手段」であり、決して悪いことではありません。
しかし使い方を誤ると、将来にわたって信用を失い、大きな不利益につながることもあります。
だからこそ、無理のない返済計画と冷静な判断が何より大切です。
安全で賢い金融サービスの活用を心がけ、自分のペースで着実に信用を築いていきましょう。
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