一歩レベルの高い投資にチャレンジしてみたいと考えている人の中には、外国投資信託に興味を持っている人も多いでしょう。
とはいえ、国内の投資信託とは違い、若干手を出しにくいですよね。
そこでこの記事では、外交投資信託の具体的な特徴と魅力について詳しく解説していきます。
外国投資信託って何?
外国投資信託というのは、海外の証券取引所に上場している投資信託のことを差します。
様々な種類があるのですが、日本と同じように様々な銘柄が1つになってセットとして販売されています。
日本では、アメリカの投資信託と新興国に特化した投資信託がメインとなっていますが、中国やアジアなどの投資信託を購入することも可能です。
外国投資信託のメリットは?
では海外投資信託に投資をするメリットとは一体何なのでしょうか。
銘柄数が多い
国内の投資信託も非常に銘柄が豊富で、人によっては、
「どれにしようかな」
と迷ってしまうほどです。
外国投資信託もかなり数が多く、自分の興味やライフスタイルに合った投資信託をチョイスすることが可能です。
コストを下げられる
先ほども解説したように、海外の投資信託も様々な銘柄を混ぜてセットとして販売しています。
このようなことから、コストを下げつつ分散投資をすることが可能なのです。
投資の世界では、
「卵は1つの籠に盛るな」
と言われています。
つまり、1つの投資対象ではなく複数に分散させる必要があるということです。
海外投資信託では、かなり幅広い分野に分散投資することが可能ですので、初心者でもリスクを抑えながら資産運用ができるのです。
いつでも取引ができる
海外投資信託はいつでも好きな時に取引を行うことができます。
基本的に投資信託は長期間運用するのがセオリーなのですが、状況によって短期間で売却するということも可能です。
また、海外投資信託の中には比較的値動きが激しいものもあり、このような銘柄で短期的な利益を狙う方法もあります。
外国投資信託にもデメリットがある?
では次に、外国投資信託に隠されたデメリットについて詳しく見ていきましょう。
手数料が高い
国内の投資信託に比べると、海外の投資信託の方が若干手数料が高いです。
初心者はこの手数料を見落としがちですが、積み重ねるとかなりの額になっていきますので投資を行う際はしっかりと確認しておくことをおすすめします。
為替リスクがある
海外投資信託を購入する場合、基本的には円建てではなく外貨建てになることが多いです。
外貨で購入するということは、為替リスクが付きまというということですので、経済動向などを確認しながら売買を行っていく必要があるでしょう。
ただ、証券会社によっては海外投資信託を円建てで購入できる場合もありますので、事前に確認しておくことをおすすめします。
分配金の再投資方法にクセがある
日本の投資信託は、分配金を自動で再投資することができます。
海外の投資信託でも分配金を再投資することができるのですが、方法に少し癖があります。
というのも、自動で再投資を行ってくれるわけではなく、自ら買い付けを行って再投資をする必要があるのです。
再投資を忘れてしまうと機会損失に繋がってしまいますので、海外投資信託の購入を検討している人は是非覚えておいてください。
外国投資信託の代表的な種類とは?
では最後に、外国投資信託の代表的な種類について詳しく解説していきます。
どの投資信託にするか悩んでいる人は、是非参考にしてみてください。
先進国、新興国
先進国や新興国の銘柄を対象にした投資信託は、全世界の人々からかなりの人気を集めています。
特に新興国投資信託については、高利回りにも期待できますので、大きな利益を狙いたいという人は購入してみると良いでしょう。
ただし、新興国投資信託を購入する場合は、カントリーリスクや流動性リスクに注意する必要があります。
セクター
特定の業種を対象とした投資信託のことを、セクターと呼びます。
例えば、ヘルスケアや金融、それから公共事業などに特化している投資信託もありますので、このような業種に将来性を感じているのであれば、投資してみるのも1つの方法と言えます。
コモディティ
コモディティというのは、特定の商品に特化した投資信託のことです。
例えば、
・ゴールド
・シルバー
・原油
・大豆
などがあげられます。
このような商品は、先物取引としても人気が高いのですが、よりリスクを抑えたいと思っているのであれば投資信託として購入してみることもおすすめです。
まとめ
外国投資信託には様々な種類がありますが、基本的な仕組みは国内の投資信託と同じです。
ただ、対象となっている商品が大きく異なりますので、自分の目的に合わせて選ぶことをおすすめします。
外国投資信託には国内の投資信託にはないメリットを兼ね備えていますが、当然デメリットもありますので、投資をする際は十分情報収集を行うことが大切です。
そうすることで、リスクを抑えつつ、海外投資信託が持つメリットを最大限に得ることができるようになるでしょう。