医療保険に加入しようか悩んでいる人は多いでしょう。
ただ、正しい知識がないまま加入してしまうと、メリットを最大限に引き出せなくなってしまうことがあります。
そこでこの記事では、医療保険とは何なのか、入る必要性はあるのかということについて詳しく解説していきます。
医療保険って一体何?
医療保険というのは、万が一病気になった時でも安心して医療サービスを受けられるようにと設けられた保険制度です。
この保険制度が整備される前、高額な医療費が支払えずに病院を受診することができず、そのまま亡くなってしまった人も多くいました。
しかし、この制度が整備されてからは、安い金額で医療サービスを受けられるようになったため、人々の平均寿命が大幅に伸びたのです。
種類があるって本当?
そんな医療保険にもいくつかの種類があります。
では、一体どのような種類があるのか、詳しく見ていきましょう。
公的タイプ
これは、国民全員に加入の義務があります。
全員が保険料を支払い、必要な人に分配することでお互いに助け合う形で成り立っています。
また、入院時の食事や出産の一時金、傷病手当金なども負担してくれるのです。
民間タイプ
これは国民保険と違って義務化されていないため、加入していない人も多くいます。
各会社が独自の保険内容を盛り込んでいたり、お得な要素を盛り込んでいたりするため、
「どれに入ればいいのかな?」
となってしまうケースもありますが、手厚い補償を受けることができますので必要だと感じている場合はできるだけ早めに加入しておくと良いでしょう。
どんなメリットがある?
次に、医療保険に加入するメリットについて、詳しく解説していきます。
病気に備えられる
どれだけ気を付けていても、病気を発症してしまう可能を0にすることはできません。
医療保険に加入しておくことで、万が一重病を発症してしまったとしても、安心して治療を受けることが可能になるのです。
こう聞くと、
「自分は絶対に病気にならない」
と考える人がいるかもしれませんが、このような安易な考えを持っていると本当に病気になった時に涙を流す羽目になりますので、今から真剣に考えておくことをおすすめします。
保険料を抑えることもできる
掛け捨てタイプを選択すると、支払った保険料は一切戻ってきませんが、その代わり毎月の保険料を安くすることができます。
そうすることで、経済的な負担を軽減しながら万が一の事態に備えることが可能になるのです。
控除の対象になる
医療保険というのは、控除の対象になります。
つまり、支払った保険料の一部が所得から引かれ、支払うべき税金が少なくなるということです。
会社員は経費を使うことができないため、節税にはあまり縁がないかもしれません。
しかし、医療保険を活用することで節税を行うことができますので、賢く節税したいと思っている人は加入を検討してみると良いでしょう。
デメリットもあるって本当?
次に、医療保険のデメリットについて詳しく見ていきましょう。
支出が増える
医療保険に加入すると、毎月一定額の保険料を支払うことになりますので、経済的な負担が大きくなってしまうことがあるのです。
このようなことから、月々の保険料を正しく把握して、自分に合った保険に加入することをおすすめします。
万が一のための保険に加入して、日々の生活が苦しくなってしまっては元も子もありませんので、収入と支出のバランスを考えておくことが大切です。
入れないこともある
保険会社もビジネスですので、リスクが高すぎる人は入れないことも多いです。
これまで大きな病気をしていない健康体の人であれば問題なく入れるでしょう。
ただ、以前にがんなどの重大な病気をしていたり、再検査の指示が病院から出ていたりする場合は断られてしまうことがありますので注意が必要です。
中には嘘ついて加入しようとする人もいるのですが、このような嘘はほとんどの確率でばれます。
仮にバレなかったとしても発覚してしまった際は重大なペナルティを課せられてしまう可能性が上がりますので注意しましょう。
種類が多すぎる
民間の医療保険は、それぞれの種類によって保険料が変わりますし、対応している病気やけがなども違います。
このようなことから、自分に合った保険がどれかわからなくなってしまう可能性があり、
「また今度でいいか」
となってしまう人も多くいるのです。
考え方によっては、一旦時間をおいて本当に必要な保険を吟味するというのも1つの方法になるのですが、その間に重病を発症してしまったり大けがをしてしまったら元も子もありません。
保険会社に相談をすると、それぞれの保険内容を丁寧に説明してくれた上で、自分に合った保険を提案してくれますので、不安な人は相談してみることをおすすめします。
まとめ
医療保険というのは、病気になった時やけがをした時の治療費や入院費などをカバーするための保険です。
事前に加入していれば、万が一の事態が発生した場合でも、安く医療サービスを受けられます。
ただ、たくさんのタイプがあり、それぞれでカバーできる内容がことなりますので、どうしても自分では選べないという場合は、保険会社のスタッフに相談してみると良いでしょう。