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【資産運用初心者向け】今こそ「投資」スタート!注意点や落とし穴も解説

「昔なら貯金するだけで利息がたくさんついたのに」

こんな昔話を聞くことがありますが、今はもうそんな時代ではありませんよね。
ただ貯金しているだけではお金は増えないし、もしインフレが進んだらお金の価値は目減りしてしまいます。そこで今考えなければならないのが【資産運用】です。

「投資」に成功すれば、自分が何もしなくても、時間が経つだけでお金が増えていきます。ただ、実際にそういう体験をしてみなければ、投資の素晴らしさは理解しにくいとも思います。

  • 「今の貯金額では老後が心配」
  • 「ただ貯金しておくのも勿体ない」
  • 「投資に回していい金額ってどのくらい?」

そんな【資産運用】の基本について、今回はご紹介します。
特に資産運用が初めてという方にわかりやすく解説しましたので、ぜひ参考にしてくださいね。

1.資産運用って何をすること?

資産運用は、自分の資産(主にお金)を色々な形で増やしていくことです。
となると、実は「貯金」も資産運用と言えます。

  • 貯蓄:お金を貯めることが目的の資産運用
  • 投資:お金を増やすことが目的の資産運用

こうなっています。今は銀行に貯金しても利息はほぼつきませんが、毎月入金すればお金は貯まっていきます。普通預金、定期預金、積立貯金などですね。お金の増え方は微増ですが「元本保証」があるという点は大きなメリットです。
こういう「貯金」はあなたの生活にもしものことがあったとき、すぐに使える大事なお金です。これは「流動性が高い」と表現されます。
これから投資をするにあたっても、最低でも「生活費6ヶ月分」の貯金は絶対に残しておくようにしましょう。

次に、「投資」について詳しく説明します。
投資とはお金を増やすことを目的に、資産を運用すること。元本保証がない金融商品が大半なので、リスクが伴い、リターンが期待できます。つまり、増えることもあれば、減ることもあると言うことです。株式、社債、投資信託などがこれに当たります。
お金を損することもあり得ますので、よくわからないまま「儲かる」という話に飛びついてはいけません。投資で大損したという話はいくらでもネットに転がっています。
まずは、自分が購入する商品について調べて、どんなリスクがあるのかを知っていきましょう。

2.投資初心者なら「長期投資」と「分散投資」

とはいえ、投資の勉強に時間を使うのは、まず安全な投資を始めてからでも問題ありません。投資の世界では「時間」は強い味方です。投資の勉強に時間を割くと、その分時間を損しているとも言えるのです。

では、投資が初めての人が押さえるべきポイントは何なのか。それは「長期投資」と「分散投資」です。

長期投資

長期間投資(特に積立投資)を続けることで、結果的に元本割れする可能性が低くなり、資産が増えるという考え方。一度決めてしまうと、後は見守ることになり手間が取られないこともメリット。実際に日経平均株価を長期間見ていくと、全体としてはグラフは上昇している。

分散投資

投資先を一つに絞らないこと。一つの会社の株式や債券に全資産をつぎ込むと、全てを失う可能性がある。そのため、手持ちの資金は、色々な分野に分散して投資することが望ましい。たとえば、株価が下がっても金の価格が上昇することもある。投資先はなるべく多様にしておくことで、リスクを避けられる。日本国内に限らず、国際分散投資も考えたい

この2点、納得できたでしょうか?
大事なのは、時間をかけて資産を育てていくことです。老後が心配ならば、その老後までの時間をいかに有効に使うかがポイントです。

投資には色々な商品がありますが、まずは初心者が購入しやすい金融商品にチャレンジしましょう。いきなり分散投資でたくさんの投資先を探すのは難しいはずです。新しい投資先を探すのは、投資の感覚が掴めてからでも大丈夫。焦って投資すると損失に繋がります。まずは「慣れる」ことを目標にしてみましょう。

3.初心者向けの3つの金融商品は?

投資が初めての方は「どれを選んだらいいかわからない」と悩むはずです。
でも、最初の一歩を踏み出すことはとても大事。
まずは始めてみるという点で、リスクが少なく、少額から始められる、かつ長期投資・分散投資向きの3つの商品をご紹介します。

① 個人向け国債

あなた個人が、国にお金を貸して利息を受けとる形の投資です。メジャーですし銀行でも取り扱っているため、身の回りで買っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
国債は日本政府が発行しているものなので、損をする可能性はほぼありません。
デメリットは利率が悪いこと。利回り0.05%の場合、100万円国債を買っても1年5000円程度の利息しか期待できません。
ただし、1万円から購入できるため、初心者でも気軽に投資を始められます。

【国債購入の基本】
  • 投資できる年齢:20才以上
  • 年間投資上限額:上限なし
  • メリット   :定期預金より金利が高い。少額で投資できる。安全性が高い。
  • デメリット  :やや換金しにくい。他の投資より金利が低い。購入期間に制限がある。

国債は投資の中ではかなり安全です。その分利息が低いのですが、ただ銀行口座に貯金しておくよりもお金は増えやすいでしょう。

② NISA(少額投資非課税制度)

NISAは「ニーサ」と読みます。NISAについてはCMなどで聞いたことがある方も多いでしょう。NISAを利用すると、投資で得られた利益が非課税になります(上限あり)。

これがお得なのかどうか、ちょっとわかりにくいと思います。
まず、銀行貯金に付いた利息を思い出してみてください。ほんの少しの利息から、税金が引かれていませんでしたか?
定期預金に限らず、資産運用の際には「利益」に対して税金がかかります。株式・投資信託の配当金や、値上がりして売った際の利益に対しては、約20%も! つまり、買った株が値上がりして10万円の利益が出ても、2万円は税金で引かれてしまいます。

ただし、NISA口座で運用した利益には税金がかかりません。これは大きなメリットです。
「NISA」は安定した資産形成ができるように国が用意した制度なので、上手に利用していきたいですね。

そして…NISAをさらに長期投資・分散投資向けにした「つみたてNISA」という制度もありますので、次に紹介します。一般「NISA」と「つみたてNISA」はどちらかしか選べないので、メリット・デメリットを確認して、じっくり考えて選んでくださいね。

【NISAの基本】
  • 投資できる年齢:20才以上
  • 年間投資上限額:120万円
  • メリット   :運用益が非課税(非課税で保有できる期間は5年)。自由に換金できる。少額投資可能。国内株式・海外株式・投資信託等に自由に投資できる。
  • デメリット :元本保証なし。NISAでの損失は損益通算できない(確定申告時)。非課税枠の翌年持ち越し不可 。

NISAにはリスクが伴いますが、儲かったときに非課税なのはとてもお得です。これから積極的に投資していきたい人は一般「NISA」がお勧めです。

③ つみたてNISA(少額投資非課税制度)

「つみたてNISA」は一般「NISA」と少し違います。「つみたてNISA」を利用すると、投資で得られた利益があったとき、年間40万円まで、最長20年間非課税になります。忙しくてあまり株や投資について調べられない方、時間を掛けてゆっくり資産を増やしていきたい方にお勧めです。

【つみたてNISAの基本】
  • 投資できる年齢:20才以上
  • 年間投資上限額:40万円
  • メリット   :運用益が非課税(非課税で保有できる期間は20年)。自由に換金できる。少額投資可能。
  • デメリット  :元本保証なし。NISAでの損失は損益通算できない(確定申告時)。非課税枠の翌年持ち越し不可。投資先は投資信託のみ。

「つみたてNISA」は少額から投資可能で、長期投資と分散・積立投資も兼ねているため、リスクを低めに抑えた投資と言えるでしょう。

④iDeCo(個人型確定拠出年金)

iDeCoは「イデコ」と読みます。これは、年金制度の一種ですね。
iDeCoは、掛金を自分が出して自分で運用方法を選択するもので、 掛金+運用益を将来給付として受け取ることができます。
掛金が所得控除の対象で、運用益が非課税という素晴らしい内容なので、老後が心配ならぜひ利用したい制度です。ただし「年金」であるため60才まで換金できません。大きな金額を投資するのではなく、生活の余剰資金で少額から始めるのがいいでしょう。

【iDeCoの基本】
  • 投資できる年齢:20才以上
  • 年間投資上限額:自営業、会社員、公務員などによって異なる(最低でも14万円)
  • メリット   :掛金が所得控除の対象になる。運用益が非課税。少額投資可能。
  • デメリット  :60才まで換金できない。元本保証なし。手数料は自己負担。

掛金は毎月5,000円以上からなので、初心者でも少額からスタートできます。注意点は、流動性の低さ。iDeCoはお得ですが、毎月多額のお金を投資していると、急に収入がなくなったときに生活が回らなくなってしまいます。負担の少ない金額から始めてみてくださいね。

>>老後資金を準備できるオトクな年金制度【auのiDeCo】

4.投資をしてみたいと思ったら、最初にやることは?

ここまでのお話で投資に興味は出てきたでしょうか?
「早速やってみよう!」と思ったら、まずやることは「証券会社」での口座開設です。

証券会社は国債購入も、NISA・iDeCoも全てカバーしています。もちろん、普通に株も買えますし、海外の株式や債券も購入可能になります。まずは一社、口座をつくってみましょう。とはいえ、証券会社も色々あって迷ってしまうと思うので、次にお勧めの証券会社を紹介します。

①SBI証券

ネット証券会社の最大手であるSBI証券の口座開設数は業界トップクラスです。
取扱い商品が多いのと売買手数料の安さで、証券会社の中で人気のSBI証券。経済ニュースの配信にも積極的で、国内株式の現物取引「アクティブプラン」は売買手数料が無料(上限あり)。Tポイントとも連動しています。
証券会社選びに特にこれといった決め手がないなら、SBI証券にしておけばいいでしょう。

②楽天証券

「楽天証券」もネット証券会社の中で人気です。
特徴は「楽天ポイント」を投資に使えること。
楽天銀行との提携もありキャンペーンも豊富なので、楽天関連サービスをよく使っている方にはとても便利です。

③LINE証券

LINE証券は、スマホで使いやすいという特徴があります。
リアルタイムで取引したいなら、スマホで運用しやすいという点はメリットとして大きいでしょう。
支払いにLINE Payが利用可能でLINEポイントも貯まるので、LINEをよく使っている方には特に身近に感じられる証券会社です。

④松井証券

松井証券もネット証券の中ではよく聞く名前だと思います。1日50万円以下の取引の売買手数料無料は大きな特徴です。アプリやツールが充実していて、キャンペーンも頻繁に実施しています。また、顧客サポートに力を入れているので、口座開設前に気になることを質問してみることもできますよ(電話代無料です!)。

⑤岡三オンライン証券

岡三オンライン証券は、取引ツールが多彩なのが特徴です。
特に、初心者の方向けの「岡三かんたん発注」は、ツールの機能を絞って簡単に取引できるようになっています。満足度が高いツールとしてオリコンで1位も取得していますね。新規公開株(IPO)の取り扱い数が多く、手数料も安いので、初心者から上級者まで幅広い層をカバーしています。

⑥マネックス証券

マネックス証券は「100円」から、「1円単位」で資産運用を始めることができる、初心者には嬉しい証券会社です。手数料も安めですし、サポート体制も充実。特に米国株の取り扱いが多く、その手数料も安めです。GoogleやAppleの株だけでなく、アメリカのこれぞという企業に投資したいと思っているなら、マネックス証券は期待に応えてくれるはずです。

ここまで、6つの証券会社をご紹介しました。ここから、自分に合った証券会社を選んでみてくださいね。特に希望がなく決められないのでしたら、ネット大手の「SBI証券」をお勧めします。

ところで、もし店舗で人と会って投資先を相談したいのなら、古くからある大手の証券会社でも口座開設ができます。そちらは新規公開株の割り当てが多かったりするので、メリットはありますね。
ただ手数料が高い等のデメリットもあります。複数の証券会社に口座は開設できるので、上で紹介したネット証券会社をまず使ってみることをお勧めします。

5.投資のリスクを知っておこう

証券会社に口座を作ったら、次は「自分が投資に回せる金額」を調べてみましょう。

ご紹介の中でお話ししてきましたが「投資」にはリスクがつきものです。
投資することで、お金は増えるかもしれませんし、減るかもしれません。この点を忘れないでください。
そのため、普段の生活に支障が出る金額を投資に回すのはNGです。急にお金が必要になっても、投資した商品によっては、すぐに現金に換えられないこともあります。
「貯金」を確保しつつ、余剰資金を「投資」に回すことが大切です。

つまり投資に回して良いお金は、大げさに言えば「なくなってもいい」金額ということになります。投資に一攫千金はないと思って、時間を味方に付けて、地道にお金を増やしていきましょう。

【投資のポイント】
  • 投資は資産が増えることもあるし、減ることもある
  • 生活に影響のない「余剰資金」を使う
  • 生活費6ヶ月分の貯金は絶対に残しておく
  • 使う予定がある資金には手を付けない(住宅購入、車の買い換えなど)

まずは、自分が今持っている「資産」を全て把握してみることから始めましょう。

6.資産運用計画を決めよう

「自分が投資に回せる金額」が決まったでしょうか?
1万円でも100万円でも1000万円でも構いません。ただし、初心者は少額から始めましょう。退職金を一気に投資に回して損をした、というのはよくある話です。

【資産運用計画の基本】

①目的を決める

何のために投資するのか、お金を増やしたいのか、目的がわからないと金融商品が選べません。老後資金、住宅購入資金、教育資金など、何年後に必要なのかスケジュールを把握することで、投資先を決める参考になります。

②目標金額を決める

最終的にどの程度の資産を作りたいのか、これも大切です。目標が低ければ、リスクの低い安全な商品を選べます。他にも、既に必要金額が貯まっている場合は、そもそも投資が必要ないというケースもあり得ます。投資はお金が減る可能性もあるので、投資せずに貯金で運用するのも資産運用の一つです。

③資産運用について勉強する

投資すると決めたら、証券会社に口座を開設し、NISA・iDeCoなどを少額でスタートしてみると、最初の感覚が掴めてくると思います。そこからは、自分の資金がいくらなのか意識しつつ、資産運用について学んでいくことが大切です。

もちろん忙しくて時間がない人は「つみたてNISA」などにお任せしてしまっても良いでしょう。でも「折角なら投資してみたい」、「もっと利回りがいい金融商品が気になる」という場合は、勉強が必須です。

  • 本を読む
  • 経済ニュースを読む
  • セミナーに参加する
  • 専門家からレクチャーを受ける

など色々な勉強法があります。証券会社に口座開設すれば、経済ニュースの無料配信もあるでしょう。資産運用の正しい知識を持っておけば、怪しげな詐欺に引っかかる可能性を減らせます。他にも、経済について知ることは、自分自身のキャリアアップにも繋がります。
ぜひ「資産運用」に興味を持って勉強を進めて欲しいと思います。

④少額から投資を開始する

これは③と前後しますが、投資をまず始めてみるのも勉強の一つです。
最初の投資金額は、少なければ少ないほど、失敗したときの損失も少なくなります。投資をしていて損失を経験していない人は、おそらくいないでしょう。マイナスになってドキドキしたりガッカリしたりという経験をしてみると、自分が投資に向いているか向いていないかもわかってきます。

少額投資は利益も少ないので物足りなく感じるかもしれませんが、初心者のうちは金額を抑えておき、まずは投資の仕組みを把握することが大切です。

7.まとめ

今回は、初心者が資産運用を始めるときのポイントやお勧めの投資先をご紹介しました。

【投資のポイント】
  • 目的と目標を決める
  • 投資に回せる金額を把握する
  • 少額でスタートする
  • 投資のメリット・デメリットを勉強していく

初心者から中級者になるために、まずは安定した資産運用が期待できる「国債」「NISA」「iDeCo」に挑戦してみてくださいね。

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