お金をたくさん持っている富裕層というのは、プライベートバンキングの口座を持っていることが多いです。
ただ、このプライベートバンキングというのは、我々一般層にはあまり馴染みがないため、
「一体どんな仕組みになっているのかな?」
と感じてしまいますよね。
そこでこの記事では、プライベートバンキングとは一体何なのか、個人でも利用できるのかということについて、詳しく解説していきます。
プライベートバンキングって一体何?
プライベートバンキングというのは、お金をたくさん持っている富裕層の資産を管理してくれる銀行のことを指します。
我々が使う銀行というのは、お客さんから預かったお金を、様々なローンの原資として活用し、手数料によって利益を上げています。
そして、そのお礼としてかなりわずかな利息を私たちに支払っているのです。
しかし、プライベートバンキングでは、富裕層から預かった資金を勝手に別のお客さんに貸し出すようなことはしません。
その代わり、お客さんから預かり手数料を貰って利益を上げているのです。
プライベートバンキングのメリットは?
では、そんなプライベートバンキングを使うメリットとは一体何なのでしょうか。
個別の金融商品を提案してくれる
先ほども解説したように、プライベートバンキングでは、お客さんから預かったお金を別の人に貸し出すようなことはしません。
あくまでも、個人の資産として預かり、管理してくれるのです。
また、単純に管理をしてくれるだけではなく、その人に会った金融商品を提案してくれます。
つまり、富裕層にとってプライベートバンキングのスタッフというのは、専属のコンサルタントのようなものなのです。
人生設計をヒアリングした上でサポートしてくれる
富裕層の中には、ひ孫の世代まで行っても使い切れないほどの資産を持っている人もいます。
ただ、あまりにもたくさんの資産を持ちすぎると、個人ではどのように管理すればいいかわからなくなってしまう事が多いそうです。
プライベートバンキングでは、そのような富裕層に向けて、自分や家族の人生を考慮した上で、資金管理のサポートを行ってくれるのです。
また、資金管理だけではなく、
- 事業の相談
- 教育相談
- 旅行の手配
- 人間ドックの手配
など、様々なことを行ってくれるようです。
悔しいですが、このような便利なサービスは、富裕層の特権と言えますね。
プライベートバンキングのデメリットは?
とはいえ、プライベートバンキングにはデメリットもいくつか存在しているのです。
手数料が高い
我々が利用している銀行などでは、送金や出勤の際に手数料が取られます。
しかし、口座維持費を取られるケースは少ないです。(今後は取られる可能性もある)
ただ、プライベートバンキングというのは、お金を預けるだけで手数料がかかります。
また、手数料は一律ではなく、その人の資産によって変わってくるのです。
これが唯一のデメリットなのですが、富裕層はこの手数料をデメリットと感じていないことも多いです。
なぜなら、それ以上のサービスを受けられるからです。
逆を言えば、プライベートバンキングというのは、富裕層が高いコストを支払ってでも利用したいと思えるほど、質の高いサービスなのです。
富裕層でないと利用できない
「このような質の高いサービスを受けられるなら、自分もぜひ使ってみたい」
そう感じている人もいるでしょう。
しかし、プライベートバンキングというのは、富裕層に向けたサービスですので、審査に通過しないと口座を開設することすらできません。
つまり、我々がプライベートバンキングを使うためには、桁違いのお金持ちになるしか方法がないのです。
プライベートバンキングを使うための手順
では次に、プライベートバンキングを使うための手順について、具体的に解説していきます。
1:お金をたくさん稼ぐ
プライベートバンキングというのは、口座開設を斡旋するような広告も売っていませんし、リンクも貼っていません。
そのため、基本的にはお金持ちになって、プライベートバンキングの方から、
「ぜひうちで口座を開いてくれ」
もらうことが、手っ取り早く口座開設をする方法なのです。
2:審査に申し込む
そして、担当者と面談をした後は、審査が行われます。
この時には、
- 何をやっている人なのか
- 何をしてここまでの資産を築き上げたのか
- 犯罪はしていないか
などを、かなり細かく調査されます。
逆に言うと、プライベートバンキングの口座開設審査に通るという事は、高い信用があるという事なのです。
まとめ
プライベートバンキングというのは、富裕層専門の銀行です。
富裕層の資金を預かり、手数料を取る代わりに、様々なアドバイスや金融商品の紹介、それから資産の管理を行います。
また、プライベートバンキングというのは、一般的な収入の人では講座を開設することすらできません。
口座を開くためには、とにかくたくさんのお金を稼ぎ、資産を作るしか方法がないのです。
いつかプライベートバンキングの口座を開くためにも、今は徹底的に稼ぐこと、資産を作ることに集中していきましょう。