先物取引に挑戦したいと思っている人はたくさんいるでしょう。
ただ、最低限の知識がないまま先物取引に挑戦するのはあまりおすすめできません。
そこでこの記事では、先物取引の魅力や注意点について詳しく解説していきます。
今回紹介することを頭に入れておくことで、リスクを上手にコントロールしながら利益を狙っていけるようになるでしょう。
先物取引って一体何?
先物取引というのは、先に売買価格を決めておき、あらかじめ定められた期日にその金額で売買する取引のことを差します。
相場というのは常に変動していきますので、取り決めた期日には相場が下がっている可能性もありますし、上がっている可能性もあるのです。
ただ、先物取引の場合は相場が下落していても上昇していても、当初決めた通りの値段で売買をしなければならないため、しっかりと先を見据える力が必要になるのです。
先物取引の魅力とは?
では、そんな先物取引にはどのような魅力があるのでしょうか。
投資対象商品に親近感が湧く
先物取引ができる投資商品には様々な種類があるのですが、中には我々とかなり身近な商品なども存在しています。
例えば、
・ゴールド
・シルバー
・ゴム
・原油
・米
・大豆
などです。
様々な要因を分析して、リスクをコントールしながら投資を行うためには、自分が興味のある分野を選ぶ必要があります。
良く知っている身近な商品に投資できるという点も、先物取引のメリットなのです。
レバレッジをかけて取引できる
先物取引を行う際は、レバレッジを利かせることができます。
レバレッジというのは、一定の証拠金を入れることで、それ以上の金額の取引ができるようになるシステムのことです。
この仕組みを上手に活用することで、少額の資金でより大きな利益を狙えるようになります。
大きな利益が狙いやすい
先物取引の中でも、
・エネルギー資源ん
・コーン
などは価格変動が非常に激しい商品となっています。
このような商品を上手に分析して、適切なタイミングで売買することができれば、より大きな利益を狙いやすくなるのです。
売りから入れる
株式投資などを行う場合は、基本的に「買い」から入ることになります。
先物取引では、「買い」だけではなく「売り」から入ることもできるため、相場が下落している局面においても利益を上げやすくなるのです。
投資初心者が注意すべき先物取引の注意点
では次に、投資初心者が先物取引を行うときに注意すべき点について詳しく解説していきます。
これから紹介する注意点は非常に重要で、正しく理解できていないと大やけどしてしまう可能性がありますので最後までしっかりと目を通しておいてください。
損失が広がることがある
先物取引というのは、証拠金をベースとした取引になりますので、その時の状況によっては損失が広がってしまうことがあります。
最悪の場合は証拠金以上の損失が出てしまい、追証が発生してしまうことがありますので注意しましょう。
夜間取引をするなら慎重に
先物取引に挑戦したいと思っている人の中には、
「仕事の関係で夜しか取引ができない」
という人もいるでしょう。
ただ、夜中の先物取引は通常よりも細心の注意を払う必要があるのです。
なぜなら、マーケットによっては夜間の営業時間が決まっている場合があります。
営業終了までに決済することができないと、起きた瞬間に大暴落を目の当たりにする可能性がありますので慎重に取引しましょう。
初心者にはそもそもハードルが高い
投資は決して簡単ではありません。
先物取引に関しては、通常の投資よりも難易度が高いと言われているのです。
なぜなら、覚えるべき専門用語が非常に多いからです。
横文字の単語が出てくることも多く、初心者は混乱してしまいやすいと言えるでしょう。
このようなことから、先物取引に挑戦する場合は投資についての知識をしっかりと詰め込んで、ある程度慣れてきたら始めることをおすすめします。
期日が来たら自動的に決済される
株式やFXの場合は、好きなだけポジションや株を保有しておくことができ、自分の好きなタイミングで売買ができます。
先物取引の場合は、あらかじめ決められた期日になると有無を言わさず決済されてしまうため、長期投資を検討している人にはあまり向かないと言えるでしょう。
まとめ
先物取引というのは、先に売買価格を決めておき、決められた期日にその価格で決済するという取引方法です。
先物取引には身近な商品もたくさん用意されていますし、少額の資金からでも始めることができるため、初心者でも挑戦できる場合があります。
ただし、先物取引は比較的リスクが高く、尚且つ出てくる専門用語なども多いため知識がない状態で始めてしまうと大きな損失を招いてしまう危険性があるのです。
このようなことから、先物取引に挑戦する場合は今回紹介したことをしっかりと頭に入れ、自分でも投資の経験を積んだうえで慎重に始めてみることをおすすめします。
そうすることで、リスクを上手にコントロールすることができ、狙った利益を上げやすくなるでしょう。