被害程度や保険期間、賠償限度額などは保険会社や保険プランによって異なります。火災保険は住まい、生活用品、家具などに対する保障を提供し、生じた損害の修復や代替品の購入費用などを補償することができます。保険加入前には、保険内容や被保険物の扱いについて必ず確認することが望ましいです。
火災保険というのは、万が一の際に物凄く役に立ちます。逆に加入していない場合、予測できない理由による火災の際に、お先真っ暗状態になってしまう可能性があるのです。とはいえ、火災保険の重要性についてしっかりと理解できている人は多くありません。
そこでこの記事では、火災保険に入っておくべき理由と、入らなかった場合のリスクについて詳しく解説していきます。
火災発生率で考える保険の重要性
火災というのは、気を付けていれば未然に防ぐことができます。
ただし、建物だけの火災で見ると年間25,000件も発生しており、2200世帯に1世帯の割合で火災が発生していることになります。
これを多いと考えるか、少ないと考えるかは人それぞれですが、決して他人事でないのは言うまでもありません。
火災が発生し、建物などに損害が及ぶと場合によっては損害賠償請求をされることがあります。
また、自宅が燃えてしまった場合は、お金をかけて修復しないことには以前の生活を取り戻せなくなってしまうのです。
このようなことからも、火災保険は重要だと考えることができます。
火災による物的被害をおさらいしてみよう
次に、火災による物的被害として考えられる例をいくつか紹介していきます。
隣の家が火事になっても保険未加入の場合は補償してくれない
中には、
「タバコを吸わないし、火も気を付けて使っているから大丈夫だ」
とリスク管理を徹底している人も多いと思いますが、隣の家の行動までは把握することができません。
どれだけ自分が気を付けていても、隣家の不注意によって火災が起こり、被害を受けてしまうことがあるのです。
全焼を免れても保険未加入だと安心できない
火災保険に入っていない状態で火事が起こり、家が燃えてしまった場合、たとえ全焼を免れたとしても保険に加入していないと物凄く高い修繕費用が必要になります。
また、消火活動の際に家がびしょびしょになってしまうことなどもあり、考えられる被害の幅はかなり広いのです。
このようなことを考えると、毎月保険料を支払ったとしても保険に入っておくべきだと言えます。
入っておくメリットって何?
次に、火災保険に入っておくメリットについて詳しく解説していきます。
その他の災害にも対応できる
火災保険と聞くと、火事にしか対応していないような気がしてしまいますが、
・地震
・台風
・豪雨
・土砂
・雪
などの被害もカバーしてくれます。
このようなことから、様々な自然災害によるリスクに対応できると言えるのです。
保険料が一定
各種保険の中には、保険料がコロコロ変わるものがあります。
火災保険の場合は、「等級」という概念がありませんので、帆意見量が一定です。
例えば、火災が発生して保険を利用したとしても、次の年に保険料が値上がりすることはないのです。
入らなかった場合に起こるリスクとは?
火災保険に入らなかった場合、自宅の復旧にかかる費用を捻出することができず、泣く泣く家を手放すことになる場合があります。
仮に近隣が出火原因だったとしても、過失がないと判断された場合は失火責任法により、相手側に賠償請求をすることができないのです。
このようなことから、落ち着ける我が家を一瞬にして失ってしまい、回復させることも難しくなってしまう場合がありますので注意しましょう。
見直しが必要って本当?どんな時に見直せばいい?
火災保険というのは、一度入って終わりにするのではなく、一定のタイミングで見直しをすることが大切です。
では、一体どのようなタイミングで見直せばいいのでしょうか。
詳しく見ていきましょう。
増改築した時
家を増改築したときは、評価額が変わりますので、それに伴って増額を検討する必要があります。
以前のままだと、仮に火災が発生したとしても少額の保険金しかおりてこなくなってしまうことがありますので注意が必要です。
家族が増えた時
結婚をしたり、子どもが生まれたりして家族が増えた場合も、内容の見直しが重要です。
というのも、家族の人数が増えるとその分家財などの価値が減ってしまいますので、補償額の確認と見直しをすることが大切になるるのです。
ローンを借り換えた時
住宅ローンを借り換えるケースは比較的多いですが、この際も内容の見直しが大切です。
このタイミングで見直しをすることで、より安く補償の厚い保険に切り替えられる可能性が高くなります。
家を売ったり、引っ越したりした時
家を売ったり、買ったり、借りたりした場合も見直しが必要です。
また、このケースは比較的手続きが面倒くさくなりがちですので、よくわからないという場合は専門家からの助言やアドバイスを受けながら、最適な内容に変更していくことをおすすめします。
満期が来たタイミング
満期が近づくと、
「更新しますか?」
という旨のハガキが保険会社から届きます。
このタイミングを利用して、保険内容を最適化してみるというのも1つの方法と言えるでしょう。
まとめ
火災保険というのは、自分の過失で起こしてしまった火災だけではなく、隣人が起こした火災による被害などもカバーすることができます。
火災というのは、人の命を奪うだけではなく、大切な家や家財もダメにしてしまいます。
また、全焼に至らなかった場合でも被害額が高額になることが多いため、万が一のリスクに対応するためにも加入しておくことがおすすめです。