養老保険は、年金保険の一種で、退職後に生活費を補完するために加入することができます。養老保険は、加入者が退職した後に定期的に年金を支払うことができます。養老保険は、退職年齢、保険料、年金額などが決まっています。養老保険は、退職後の生活費の把握や備えの一環として、早期に加入することが望ましいです。
景気の悪化や老後2000万円問題の浮上により、老後の生活資金に頭を悩ませる人が増えてきました。そのような人には、養老保険を強くおすすめします。とはいえ、養老保険についてあまり知識がない人も多くいるでしょう。
そこで今回は、養老保険とは一体何か、どんな仕組みになっているのかについて具体的に説明していきます。
養老保険って一体何?
養老保険というのは、老後を養うと書きます。
つまり、老後の生活資金のためのかけておく保険のことを指すのです。
この保険は、本人の命が尽きた場合でもお金が入ってきますし、満期を迎えたタイミングでもお金が入ってきます。
また、途中で解約をした場合でもお金が返ってきますので、かなりお得だと言えるのです。
入っておくメリットは?
では、そんな養老保険に入るメリットについて詳しく見ていきましょう。
満期保険金が入ってくる
養老保険は、本人が死亡したときの保険金と、満期でもらえる保険金の額が同額です。
これはかなり珍しいケースとなり、定期保険では考えられない内容となっています。
そのお金を老後資金として活用していくことが可能になりますので、仮に収入が激減してしまったとしても生活の足しにすることができるのです。
貯蓄性が高い
養老保険は他の保険とは異なり返戻金が高く設定されている期間が比較的長いです。
このようなことから、貯蓄目的で契約をする人も多く、返戻金が高い間に自分に合った保険を見つけて解約するというケースも珍しくありません。
養老保険に入るデメリットは?
では次に、養老保険に入るデメリットについて詳しく見ていきましょう。
保険料が若干高い
養老保険というのは、利用者のメリットがかなり大きいと言えます。
その代わり、若干保険料が高くなっているのです。
このようなことから、
「できるだけ安く抑えたい」
と考えている人にはあまりおすすめできません。
ただ、高い保険料を支払い続けた後に甘い蜜を吸いたいと考えている人にとっては最適といえるでしょう。
利率が低くなることもある
養老保険は以前までかなり利率が高い保険として人気がありました。
そんな資産運用の手段としても有効だった養老保険ですが、今はそこまで利率が高くありません。
今後の利率がどうなるかははっきりとわかりませんが、高い利回りを求めている人にもあまりおすすめできないといえます。
とはいえ、
「投資についての知識皆無だから、保険としても活用できる商品にお金を投じていきたい」
と考えているのであれば、選択肢の1つとして検討してみるのも良いでしょう。
養老保険と終身保険の違い
養老保険と勘違いされやすい保険に「終身保険」というのがあります。
では両者の違いを正しく把握しておかないと、入ってから公開する羽目になってしまいますので、しっかりと違いを頭に入れて置いてください。
期間の違い
終身保険の場合は、その名の通り自分の命がつきまるまで期間が続きます。
一方、養老保険というのはあくまでも老後を養うための保険ですので、
・〇年まで
・〇歳まで
というような形で上限が決められていることが多いのです。
解約返戻率の違い
終身保険も返戻金の対象となっているのですが、養老保険と比べると金額が落ちる傾向にありますので注意が必要です。
途中で解約をしない場合は関係のない話ですが、状況の変化によってやむを得ず解約する人も非常に多いです。
先のことはだれにもわかりませんので、解約を視野に入れていない場合でも返戻金についてはしっかりと調べておくことをおすすめします。
保険料の違い
養老保険の保険料の方が割高に設定されているケースが多いです。
その理由としては、
・確実に満期保険金を受け取れること
・死亡時と満期で受け取れる金額が同じであること
・返戻金の額が高いこと
などがあげられます。
このようなことから、ただ高いだけではなく、高いなりのメリットがあると考えることができます。
満期保険金の支払い有無
養老保険というのは、満期を過ぎると保険金が下りてきます。
一方終身保険の場合は、満期保険金という概念がありません。
自分がいなくなった後で家族にお金の心配をさせたくないという場合は終身保険もおすすめです。
ただ、日本の平均寿命は男女ともに伸びてきているため、家族の心配だけではなく長生きリスクに対する備えも大切です。
このようなことから、自分の生活を守るためなのか、家族の生活を支えるためなのかという目的をはっきりさせた上で保険を選んでいくことも大事になってきます。
まとめ
養老保険は、本人が死亡した場合も保険金を受け取ることができますし、満期を迎えても保険金を受け取ることができます。
ただし、保険金が若干高く設定されていることや、以前に比べると利回りが良くないというデメリットもありますので、契約の際は慎重に判断していくことをおすすめします。
また、終身保険と間違われることも多いのですが、満期保険金の有無や期間、料金などが大きく違いますので、勘違いしないようにしましょう。