クレジットカードというのは、ほとんどの人が活用している決済方法です。
また、キャッシュレス決済に注目が集まっている現代においては、なくてはならない存在になっているのです。
とはいえ、クレジットカードの仕組みをあまり理解できていない状態で利用を続けてしまっている人もいます。
ただ、より快適に、安心して買い物をするためには、仕組みを正しく理解しておく必要があるのです。
そこでこの記事では、クレジットカードはどんな仕組みになっているのかということについて、詳しく解説していきます。
クレジットカードの仕組み
クレジットカードというのは、後払いを行える決済システムです。
ただ、このお金の流れを正しく理解できていない人は意外とたくさんいます。
カード会社というのは、信用できる人のみにカードを付与し、利用している人が行った買い物の支払いを一旦肩代わりしてくれています。
そして、翌月の支払日に、肩代わりした分の代金を利用者の口座から引き落としているのです。
クレジットカードにはどんなメリットがある?
では、そんなクレジットカードを使うメリットとは一体何なのでしょうか。
ポイントが貯まる
ほとんどのクレジットカードは、利用した金額分のポイントが貯まる仕組みになっています。
それぞれの会社によって、そのポイントの活用先は異なりますが、
- 代金の支払いに充てることができる
- 特典と交換できる
など、利用者にとってお得な使い方ができるのです。
カード一枚で買い物ができる
クレジットカードがあれば、それだけで買い物をすることができます。
個人店などでは、現金しか取り扱っていないこともありますが、多くのお店がカード決済に対応しているのです。
仮にカードが使えなくなってしまったとしたら、高額の買い物をする場合はまとまった現金を持ち歩かなければなりません。
しかし、これは防犯上の理由からもあまり気乗りはしませんし、いちいち現金を引き出すのも面倒くさいですよね。
カードを持っていれば、まとまった現金を持ち歩く必要もありませんし、極論を言えば財布すら持たなくても良くなるのです。
各種保険が付いていることもある
クレジットカードには、ショッピング機能やキャッシング機能だけではなく、保険が付いていることもあります。
代表的なのは、
- 海外旅行保険
- ショッピング保険
などです。
そのため、万が一カードを不正利用されてしまったとしても、海外で怪我や病気になってしまったとしても、安心できるのです。
クレジットカードのデメリットは?
とはいえ、クレジットカードにはいくつかのデメリットも存在しています。
お金を使っている感じがしない
まずは、お金を使っている感じがしないという事です。
カードを使って決済をすると、現金を目で見る事すらありません。
カードを専用端末に差し込んで、暗証番号や署名をすれば、決済が完了してしまうからです。
これがクレジットカードのメリットとも言えるのですが、浪費癖がある人や、お金の管理が苦手な人からするとデメリットになってしまいます。
なぜなら、お金を使っている感じがしないため、無駄遣いをしてしまう可能性が高くなるからです。
このようなことを防ぐためにも、カード決済を行った場合は、利用金額をしっかりと確認し、
「買い物をした」
という自覚を持つことが大切です。
また、それでも浪費をしてしまうという人は、限度額を下げてみるのも良いでしょう。
誰かに不正利用されてしまう可能性がある
クレジットカードのセキュリティはある程度しっかりしているため、不正利用がしにくいです。
しかし、絶対に不正利用をされないかと言われると、そういうわけではありません。
例えば、
- 盗まれてしまった
- なくしてしまった
- 情報を抜き取られてしまった
という場合、悪用されてしまう事もあります。
ただし、カードの管理を徹底したり、セキュリティに定評があるカードを選んだりすることで、このようなリスクを軽減することができますので、そこまで心配する必要はないでしょう。
限度額以上は使えない
クレジットカードには限度額というものが設定されていて、この上限を超えての利用はできなくなっています。
また、限度額というのは、全利用者一律ではなく、それぞれの年収や信用情報に基づいて決定されます。
そのため、カードを利用する前に自分の限度額を確認し、計画的に利用していくことをおすすめします。
ただ、場合によっては、
「限度額が低すぎる」
と感時ることもあるでしょう。
このような場合は、カード会社に申請をすることで、上限金額を引き上げて貰える可能性もあります。
とはいえ、その人の年収などを総合的に判断して、引き上げ可否を判断しますので、断られてしまう可能性もあるのです。
まとめ
クレジットカードというのは、利用者が支払うべき代金を、一旦カード会社が負担し、翌月の支払日に利用者から返してもらうという仕組みになっています。
つまり、カード会社に借金をする形で買い物をすることになるのです。
また、カードは非常に便利な決済方法ですが、使い方を間違えると自分の首を絞めることになりますので、注意が必要です。